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2009年10月19日(月)10㎡以下の増築なら建築確認申請ナシでもOK?

200910-02-01.jpg夕方五時と言うと外はもう薄暗く、車もライトを点灯して走っています。本当に日暮れが早くなりましたね。一日が短くなってしまったようで、ちょっと寂しい気がします。今日は先週に続き、住まいのリフォームについてお話しましょう。今日のテーマはリフォームと建築確認申請です。 

 「10㎡未満の増築なら建築確認申請は必要ない?

そんな話をお聞きになったことがあるでしょうか? 「えっ?そうじゃなかったの?」と思っておられる方もあるかも知れません。10㎡以下の増築でも、建築確認申請が必要な場合はあるのです。と言うよりも、本来の形で言えば、『確認申請は必要。でもある条件を満たせば10㎡以下の増築なら免除。』というのが正しいと言う事になります。では、確認申請が不要になる条件とは何なのか、以下にご説明しましょう。

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建物所在地が防火地域、準防火地域以外=『無指定地域』であること。

この防火指定というのは、都市計画法に基づいて各地方自治体が独自に定めているエリアです。都市計画区域内では、用途地域、建坪率、容積率と共に防火指定という項目があります。防火指定には、防火地域、準防火地域、無指定地域と三種類があり、指定の内容により、建築可能な建物の種類や仕様が既定されています。類焼、延焼などによる大火の発生や、災害時の火災による被害の拡大を防ぎ、火災に強い街づくりを目的とした制度ですので、一般に密集地や繁華街ほど厳しい指定になっています。東京都心部のある区では、全域が防火地域と言う所もあります。さすが過密都市東京ですね。この防火指定は、市役所や町役場の都市計画課に行くと我が家の場所がどんな指定になっているか教えてくれます。新築時の最新情報を訊ねてみるのが一番確実です。

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準防火地域だけど、増築はしないから確認申請は必要ないですよね?

ちょっと待って下さいね。建築基準法で言うところの『増築』とは、必ずしも『床』を増築することだけを言うわけではありません。申請上の床面積、建築面積が増加すれば、それは全て増築となります。『床』を増築しないのに床面積が増えるとはこれ如何に? 例えばこんなケースです。カウンターの高さ80センチメートルの出窓があります。出窓下のスペースが勿体ないので出窓の形なりに収納を作ってもらうことにしました。これってもちろん基礎も出さないし、一般に言う増築ではないのですが、基準法上では、出窓のスペースに収納という用途が発生しますので、床面積に算入されることになり、れっきとした『増築』扱いになるのです。準防火地域内であればたったこれだけの事で、1㎡以下でも建築確認申請が必要になってきます。こうなるとお客様ご自身での判断は、なかなか難しいかもしれませんね。

そのくらいのことなら黙って工事しても大丈夫では?

確かに出窓の下に収納を作った程度では、建築Gメンに摘発されることはまずないでしょうね。黙っていれば解らないと言えばそうかも知れません。但し、昨今の建築行政は、建物の安全性の担保に非常に神経質になってきています。今回は良くても、次に本格的な増改築で建築確認申請を行おうとした時、既存部分に違法行為があると、建築確認申請を受け付けて貰えないケースが続発しているのです。例え出窓の下に収納を作っただけであっても、準防火地域内で黙って工事を行えば、立派なルール違反。完了検査を受ければ必ずバレてしまいます。

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ウチは防火指定無指定地域だから、10㎡以下ならちょこっと作ってもらえば…?

確かにこのケースでは、建築確認申請は必要ありませんね。でも平面図だけで工事をしてしまうのは考えものです。なぜなら、建物は全体のバランスが大切であることが、過去の新潟や北陸の地震でも明らかになりましたね。増築などで建物の外壁ラインを変更したり、屋根の形が変わる場合には、増築後の家全体で耐力壁のバランスを確認し、建築基準法上の耐震レベルをクリアしているか、安全性を確認しておく必要があります。また、もし次回に建築確認が必要なリフォームを行おうとした時、現況(一度確認申請不要の増築をした状態)の詳しい図面が必要になります。どこに耐力壁があるか、高さはどうなっているか、解らないと、確認申請に必要な全体の構造バランスのチェックすら出来ず、大きな手間が掛かってしまいます。現在お住まいの建物がどのようになっているのか、常に正確な図面を手元に置いておくことは、とても大切な事です。

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『部屋をちょっと出すだけ…』などと軽く考えず、専門家に相談し図面を作ってもらいましょう。

以前は『リビングが手狭になったから…』、『六畳間の前に広縁を作るだけだから…』と気軽に増築工事をされてしまう方も少なくありませんでした。でも実際にリフォームのお仕事をしていると、この『ちょっと**だけだから…』のお陰で、『今度息子が一緒に住むことになって、リフォームしようと思ったら、建築確認申請を受け付けて貰えない!』とか、現況の図面を作るのに、手間も時間もお金も随分かかってしまった…などというケースが案外多いのも事実です。構造偽装事件以来、とても厳しくなっている建築確認申請は、今後手続きが緩和されると言う話がでています。しかしその分違法行為に対しては一層厳しく対処する方針だとか。今は面倒だと思っても、先ずはルール違反をしないこと、そして正確な図面を手元に揃えておいてください。家は長く付き合う大切な財産だからこそ、きちんとして価値を保っておきたいですね。

GLホームのお店では、建築士の資格を持った技術者が、随時ご相談をお受けしています。ちょっとしたことでも先ずは専門家に相談して下さい。安心安全なリフォームの近道です。

Writen by SS

 

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