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2011年09月04日(日)住まいのプランを考える時、家相や神棚の位置を気にしますか?

このたびの東北地方太平洋沖地震で被災されました皆様、またその後の原子力事故により影響を受けられておられる皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。  

201109-01-01.jpg九月に入りました。と言うことは平成23年ももう2/3が終わってしまったのですね。この八ヶ月間、東日本大震災をはじめ豪雨や猛暑、円高etc.色々ありましたが、今年のお正月に思いを巡らせると、「えぇ?もう2/3過ぎちゃったの?」と思ってしまいますね。東京地方はこのところ台風の影響でゲリラ雨が降ったり強風が吹いたりとお天気が安定しません。日中は蒸し暑いですが、それでも日射しがないので猛暑にはならずにすんでいます。日中はまだ頑張っている蝉たちの声が聞こえたりしますが、夜になると秋虫の声。日を追う毎に賑やかになって来ました。桜の木も黄葉をはじめ、晩夏の風情を感じます。

さて私事ですが、つい先日知人からこんな相談を受けました。「家のリフォームを考えているのだけど、家相とか仏壇とか神棚とかってどこまで気にすれば良いのかしら?」 う~ん難しい問題ですよね。私も長年住宅のお仕事に携わってきて、この難問には何度も悩まされ続けてきました。久しぶりにちょっとこの話題取り上げてみようかな?と言うわけで今回のテーマです。ご一緒に考えてみてください。

 

「しきたり」が曖昧になりつつある現代だからこそ、かえって迷ってしまうんです。

201109-01-02.jpgくだんの知人曰く『ほら、最近って法事の後のお食事会でステーキ食べに行っちゃったり、お通夜の後のお接待で生ものの握り寿司出ちゃったりするでしょう?昔はお精進って言ってお寿司出してもかんぴょう巻きかカッパだったわよね。最近はそう言うのあまり気にしないって聞いたわ。』とのこと。住まいのプランを考えるとき、好き放題にスペースが取れるお宅は決して多くありません。皆さん限られたスペースを最大限に使いこなそうと必死で頭をひねるわけです。そんな時に家相だの方位だの仏壇、神棚の位置、しきたり…!これらの条件を付加されると、勢いプランの自由度が大きく損なわれてきますよね。いっそ昔のように『そう言うものだ!』と決めつけられていれば諦めも付くというもの。しかし最近は前述のお話のように、古くからのしきたりや慣習もずいぶん自由化され、それが新たな『常識』になりつつあると感じるシーンに遭遇することが多くなりました。自由にプランしたい、しかしやはり何か悪いことがあっては困る。親戚や親に非難されたり文句を付けられるのも嫌…。というわけで『どこまで気にすれば良いのですか?』と言う不思議な質問に至るわけですね。実際に設計の現場にいるとよくお客様からおたずね頂く質問の一つですね。

 

私の祖母が教えてくれた一つの指針(考え方)

201109-01-03.jpg私は小さい頃から暦を見るのが大好きでした。大安、仏滅の六曜に始まり、十二直、さんりんぼう、不成就日、一粒万倍日、黒日、二十八宿、吉方、凶方から金神様まで、暦には実に様々な縁起や吉凶が書いてあります。例えば引っ越しの日を決めるのに、全部が吉日となる日を探したら、それこそ一年に何日もありません。ある時この方面に詳しかった祖母に尋ねたことがあるのです  。『おばあちゃん、全部良い日なんてないのに、どうやって日を選べば良いの?』 祖母の答えはこうでした。『昔から知らずに来れば目を潰す、知ってくれば命を取る!と言ってな、従うことが出来ないなら、最初から一切見ないですることだよ。見て悪いと解ってするのが一番悪い。』 これはよく考えてみると実に的確な示唆ですね。例えば引っ越しの日が決まっているのに、その日が本当に良いかどうか調べてみたら、悪い日だったとします。今更引っ越しの日を変えることは出来ないし、仕方ない、決行しよう!と引っ越しても、何かある毎に『引っ越しの日が悪かったかしら?』と不安になり、せっかくの新居での生活も『引っ越しの日が悪かったけど、何か悪いことが無ければ良いけ…』と心のどこかに不安が潜む事になってしまいます。一方『今更悪いと言われてももう引っ越しの日は変えられないから、見ないで決行!』とした場合はどうでしょう。調べなければ『良い日かも知れないし悪い日かも知れない』わけですから、何事も無ければそのまま忘れてしまいますね。気になることがあったとしても『引っ越しの日が悪かったのかしら?』と疑いはせいぜい50%。『一応お祓いでもしてもらおうかしら…』程度の気がかりですむわけです。

 

大切なのは家族で話し合い、親族の意見も聞いて価値観を共有すること

201109-01-04.jpgお客様にお尋ね頂いた時の私の答えは、祖母の智惠の受け売りです(笑)。住まいの新築、リフォームに関わるこうしたしきたりは、大きく四つのカテゴリーに分けられます。(1)日取りの問題=建築時期、解体、着工、棟上げ、引っ越しその他、日取りについて。最も省略された形は『取合えず大安吉日なら良いか・・・』でしょうか。最近はこのパターンの方が多いように思います。こだわれば『家をいじるのは3年待ちなさい!』なんて事態にも発展しかねません。暦をみて、どこまでこだわるのか良く考えましょう。(2)家相の問題=西に玄関はお金が出て行くからダメとか鬼門にトイレはダメとか、裏鬼門にキッチンがダメとか…。これもこだわり出すと全部を満たす良い家をプランするのは至難の業です。プランが出来てから家相の専門家に見てもらうと、プランを一からやり直すことになるケースが多いですから、見てもらうならプランを始める前、ゾーニングの段階で相談に行くことをお勧めします。(3)神棚、仏壇、火の神様、お社、井戸などの問題=お祀りするのかしないのか、お祀りするなら場所はルールを守るか守らないか、屋外のお社の位置の移動、井戸の埋め戻しなど、井戸やお社などは建築プランそのものを大きく変更する原因になったりすることもあるので要注意です。(4)方位の問題=リフォームの際などに良く問題になります。(1)とも絡むのですが、今年はその部屋はいじっちゃダメ、仮住まいは**の方位じゃないとダメなどです。多くの場合、(1)の日取りとセットで考えるケースが多いようです。

まずはお住まいになるご家族の皆さんで意見を一つにまとめること。その上で後から文句が付きそうな親族、目上の方々のご意見も聞き、更にその対応も含めて最終的にどこまでこだわるか家族の意見を一つにすること。そして一度決めたら脇目を振らない事が大切です。

 

私の経験ですが、一般的なこだわりのレベルはこの程度

201109-01-05.jpg先ず(1)の日取りについては、『着工、引っ越しなど節目の日は、出来れば大安、友引、先勝の午前中を選部場良いかなぁ』というのが大勢でしょうか。(2)についてはこだわる方と全く気にされない方と両極に別れます。中には市販の本などを読まれて、都合の良いところだけこだわると言う合理的な方もありました。『トイレだけはどうしてもここにしたいんです!』と言った具合です。良いところだけ信じる占いと同じ感覚でしょうか。ただ家相は完全を期すとかなり難しいので、本気でこだわる方の殆どは専門家に見てもらうようですね。そうでない方は合理派とタイプの方が多いようです。(3)について、これは神仏に関わることなので、無視する方は少ないです。井戸、お社などをいじる場合は、行者さん、神主さん、お坊さんなどをお呼びしてその方々に指示を仰ぐ方が多いようですね。仏壇、神棚などは、住まいの増改築と共に新調されたり整理される方もありますが、その際はやはり専門家にお願いするケースが多いようです。気をつけたいのは現存する仏壇、神棚の位置だけをを変更する場合です。この場合は特に専門家を呼ばないで行う場合が殆どですが、向きや位置にしきたりがありますので、一応可能な範囲でそれに従われる方が多いです。(4)の方位については、お若い方では気にされる方は少なくなりましたね。ただ、親御さんやご親戚にお詳しい方があると、仕方なく従われるという感じにお見受けします。

 

本来は自分の価値観で決めること、でも周囲への配慮も忘れずに

201109-01-06.jpg『どこまでこだわるか』は本来全くプライベートな事ですね。家族全員が納得していればしきたりに従わなくても良いのかも知れません。でも住まいはリフォームでも新築でも、手を加えるには手間もお金もかかります。一度いじると長期間その状態を維持することになりますから、親御さんやご親戚、ご近所を始めご家族のみなさんと関わる他の方々との力関係、ご意見も考慮に入れておかないと、思わぬトラブルに発展するケースがあります。『世間一般はそうしているらしいから』もある意味では判断の基準になりますが、『世間一般』が通用しない方々、地域があるのも事実です。まずは機会をみてそれとなく関係者に情報収集を掛け、その結果を基に我が家の基本方針を家族全員で決める。新たな問題が発生して迷った際も同じです。『世間一般』はもとより、『私たちの周囲はどう考えてる?』を元にみんなでより良い答えを導き出してください。長く住宅の仕事に関わってきて、そんなやり方が一番良いのではないかと思う今日この頃です。具体的なプランに入る前に、ご一考なさってみて下さい。

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