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2014年6月のブログ記事

2014年06月28日(土)夏の暑さ対策にヨシズやスダレがお勧めなわけ

201406-02-01.jpg6月も月末。関東地方は梅雨の真っ盛りです。7月というと夏のイメージですが、実際に関東地方が梅雨明けするのは7月も20日前後が平年値。梅雨は後半の方が集中豪雨があったり、高温多湿になったりで注意が必要ですね。加えて雲間に太陽が顔を出すと、真夏の強烈な日射しがジリジリ。 今の時期、雨雲の上はしっかり真夏になっているようです。梅雨前線の雨雲が過ぎ去ればいよいよ本格的な夏。そろそろ準備をしておかなくては・・・。

今日の話題はスダレ(ヨシズ)です。ホームセンターなどでもたくさん売られていますね。昔からある日本の伝統的な暑さ対策グッズですが、これがなかなかの優れもの。自然素材で出来ていて、冷房の効率アップにも効果的ですから、エコや省エネの観点からもGoodなアイテムです。なぜ涼しくなるのか、どう使えば効果的なのか、ご一緒に考えて参りましょう。

 

夏至を過ぎると日差しがどんどん部屋に入り始めます

201406-02-02.jpg冬場の南側のお部屋をイメージして下さい。日差しが部屋の奥まで入り込んで、ポカポカ幸せな暖かさですね。しかし今の時期はと言うと、日差しはあまり部屋の中に入ってきてはいません。これは夏と冬で太陽の高さが違うからなのです。

太陽の高さは冬至の日に一番低くなり、夏至の日に一番高くなります。簡単に言うと冬場は日差しが斜めに差し込んで来るので、部屋の奥まで届きます。一方夏場の太陽は真上から日差しが落ちてくるので、あまり部屋の中には入ってこないというわけです。寒い時期には日差しがたっぷり、暑い季節にはあまり入って来ないなんてよく出来ているなぁと思います。

ところが太陽高度が一番高い夏至は6月の20日頃。日本の夏で一番暑いと言われる8月上旬になると、すでに夏至からおよそ50日も経過しているのです。 逆に夏至から時間を巻き戻してみると、50日前と言えば5月初旬の大型連休の頃。太陽の高さは、ハナミズキやツツジが咲く頃と同じくらいの角度まで傾いてきています。それだけ日差しも家の中に入ってくると言うことなんですね。春のお彼岸の頃、まだ気温が低く日差しが恋しいのに、どんどんお部屋に届かなくなってしまうのと同様、まだ暑い盛りなのに、どんどん日差しはお部屋の中に入ってきてしまいます。もうちょっとズレてくれると良いのになぁと思ってしまいますね。

 

なぜ直射日光が当たると暑くなるのかご存じですか?

201406-02-03.jpg『直射日光が当たれば暑いのは当たり前でしょう!』と言われてしまいそうですね(笑)。でもこれは光に特徴的なある性質に起因する現象なんです。光は『光速』と呼ばれるものすごいスピードで進んでゆくのはご存じですね。しかし進んでいるだけなら光ったり熱を発生したりはしません。たとえば夜の暗闇の中でライトを空に向けてみても、モヤ~っとした光のラインらしきものは見えますが、その先に何もなければ周囲が明るくなることはありません。しかしそのライトの先に木の枝でもあれば、そこだけスポットライトを当てたように明るく照らし出され、反射光で周囲も少し明るくなります。

そう、光は物に当たるとそこで作用する性質を持っているのです。例えば街灯の無い夜の高速道路。ヘッドライトを点けていても、前方に何もないと暗くて道がどちらに行くのか解りにくいですね。そんな時は道路脇に設置されたガードレールや反射板がとても頼りになります。ヘッドライトはガードレールや反射板にぶつかってようやく私たちに見える光になっているということです。

実は光の持つ熱エネルギーも同じです。光は何かにぶつかったところで熱を発生します。ガラス張りのサンルームを例にご説明しましょう。お天気が良くて日差しがたくさん入ってくると、当然サンルームの中は気温が上昇します。しかしこの現象は、直射日光が直接サンルームの中の空気に作用していると言うよりも、日差しの当たっている床などモノで熱を発し、その熱がサンルーム内に閉じ込められることによってルーム内の気温が上昇する影響が大きいと言えます。もちろん空気も塵や埃などのモノを含んでいますから、全く熱が発生しないわけではありません。しかし床などの密度が高く面積も大きなモノに比べたら、空気で発生する熱の量は微々たるものですね。空に向けたライトの光がうっすら見えるのと、光が当たった木の枝が明るく照らし出されるのとの差に似ています。

 

直射日光を遮るスダレやヨシズは設置の仕方で効果が変わる?

201406-02-05.jpg夏は気温が高いから暑い。これは当たり前なのですが、夏のエネルギーたっぷり、ギンギラギンの日差しを受けると、暑さに拍車が掛かります。前述の様に、日差しはモノに当たったところで熱を発生しますから、日差しを遮るスダレやヨシズは暑さ対策グッズとしては有効なアイテム。日差しだけ遮って風は通してくれるのも嬉しいところですね。ついでに窓を開けると気になる外からの視線も遮ってくれて、一石三鳥です(笑)。

しかしこれには設置の仕方にポイントがあります。日差しはモノに当たったところで熱を発生するとご説明しましたね。と言うことは、なるべくお部屋の外、それも距離を離して設置するのが効果的な方法です。例えばお部屋のガラス窓の内側にスダレを設置したとしましょう。確かに日差しが遮られてエアコンの効率はアップします。でも実際には窓ガラスを通過した日差しが、室内にあるスダレに当たってそこで熱を発します。従って熱を室内に持ち込まれてしまう結果になりますね。
 

201406-02-04.jpgではスダレを窓の外側に設置したらどうなるでしょうか。日差しはスダレに当たって熱を発しますが、そこは窓の外。室内には発生した熱は直接入ってきません。従って室内に設置した場合に比べ、窓の外に設置した方が、エアコンの冷房効率は良くなるはずです。しかし窓を開けている場合は、日射しが当たって熱くなったスダレを通り抜けた風が室内に入ってきます。その分熱を持ち込まれてしまいます(スダレのある窓が風下の場合、影響は少ない)。暑さの厳しい時は、スダレに水を噴霧すると、日差しで発生した熱が気化熱として奪われるので、入ってくる風の温度が下がって少し涼しくなります。これは植物の葉が水分を蒸発させる際の気化熱を期待するグリーンカーテンと同じ原理です。ただ、あまり頻繁に水を掛けると、スダレの劣化が早くなりますし、常時湿っている状態になるとカビやコケが生えてしまいますので、その辺りは注意してお試し下さいね。

さてもう一つ。昔よく行われていたように、建物から少し離してヨシズを立てかけると言うのはどうでしょうか。実はこれが最強なんです。日差しはヨシズに当たってそこで熱を発しますが、建物とヨシズの間に距離があると言うことは、そこを風が通り抜けると言うことですね。これは乱暴な言い方をすれば魔法瓶と同じ理屈。建物は、ヨシズで日陰になった涼しい空気に包まれることになります。しかも建物の壁が日差しで直接暖まることも避けられるため、夜間に外気温が下がっても家の中だけ暑い!といった事態を緩和することが出来るのです。

 

昔行った田舎のおばあちゃんの家はそんなに暑くなかったような・・・

201406-02-06.jpg昔の日本家屋、特に農家や地方の大きな家は、軒が深く建物に直接日差しが当たりにくい形をしていました。また小屋裏が広く、高く、屋根で発生した熱が室内まで伝わりにくい構造になっていました。更に現代のように断熱材など敷き詰めてはありません。機密性、断熱性も決して良くはないのですが、その分暑い季節には熱がこもってしまったり、空気が抜けなかったりと言うことも怒りにくかったたようですね(もちろん40年前は猛暑、酷暑等という言葉は無かったと思いますが・・・)。
そして真夏はヨシズを使ったり、冬は風除け、雪除けにとはやりヨシズのような形に竹で編んだものを家の周りに設置したり、地方地方で自然の材料を使った暮らしの知恵が積み重ねられてきました。エアコンが普及し、便利になった現代ですが、昔の人の知恵に学び、より快適でエコなくらしを工夫するのもちょっと得した気分で楽しいですね。

我が家も西日の当たる部屋の窓にスダレを設置してみました。多少鬱陶しいですが、日差しを遮る効果は絶大ですね。設置前と設置後では帰宅後に部屋に入った時の暑さが大分違います。マンションなので窓の格子に挟んで設置しました。一ヶ所辺りの費用は¥398円也。この金額ならやってみない手はありませんね。皆さんも是非トライしてみて下さい!

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2014年06月15日(日)在来工法とはここが違う!ツーバイフォーの作り方(2)

201406-01-00.jpg6月になりました。関東以西の地域では梅雨=雨の季節ですね。GLホーム本社のある東京地方でも、入梅以来降るわ降るわ・・・1週間以上ず~っと毎日雨が降りました。ここに来てようやく中休み。梅雨入り早々のこんな長雨、大雨は珍しいことです。入梅前の猛暑と言い、今度は降り続く雨と言い、近年気象現象が極端になってきているように感じます。つい15年ほど前まで関東地方では、6月1日と10月1日に衣替えをするのが通例でした。学生さんやお巡りさんなどの制服も6月1日から9月30日までが夏服です。しかし昨今は5月も10月も半袖が大活躍!いつしか一斉衣替えの風習も廃れてきたようですね。

さて、今日は表題の通り、「ツーバイフォーの作り方」シリーズの2回目です。いわき展示場のご紹介でちょっと間が空いてしまいましたが、そのいわき展示場で撮影された建築現場写真を使って、普段はあまり目に入らないツーバイフォーの建築過程をご紹介して参りましょう。 「ツーバイフォーの作り方(1)」はこちらです。

 

基礎が出来上がるとこんな感じになります

前回は基礎底板部分のコンクリートを打ち終わったところでしたね。立ち上がり部分はまるでフェンスのように鉄筋が立ち上がっている状態の写真でした。次に撮影が出来たのは、基礎が全部出来上がって、さて1階の床を作り始めましょうと言うタイミングでした。で、基礎が出来上がると写真のような状態になります。前回の写真と比べてみると、フェンスのように鉄筋が並んでいたところに基礎の立ち上がり部分が出来ているのが良くお解り頂けると思います。

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 201406-01-02.jpg上の写真。手前側の3ブロックほど、色が濃くなっている部分はなんだか立ち上がりが浅いように見えますね。この3ブロックL字型の部分は、ミッドテリア(屋根のある洋風縁側のようなところ)に当たる部分で、木の床ではなく玄関同様のコンクリート土間+タイル張りの仕上げ予定。そのため嵩が高くなっているのです。

クローズアップするとこんな感じ。門型に基礎が切れている部分は、部屋のブロックを超えて床下を風がまんべんなく通り抜けるように、作られたいわば床下通気口です。見えないところにもこんな通気口があるからこそ、ちゃんと床下を風が通り抜けてくれるのです。建物が出来てしまうと、お客様がご覧になる機会はほとんどどない部分ですね。

 

 さて次は土台を敷いて・・・

土台とは、基礎の上に置くパーツ。基礎に打ち込んだアンカーボルトを貫通して、しっかり留め付けます。コンクリートで作る基礎部分と、木で作る建て屋部分とを接続するとても重要な部分、まさに土台です。これはツーバイフォーだけでなく、在来工法にもある部材です。

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 しかしその前に・・・土台と基礎の間に何か黒い物が挟まって見えますね。用意された材料の上にも、何か黒いパーツが乗っかっています(左上の写真)。実はこれ、基礎パッキンと呼ばれるパーツで、床下の通風喚気を確保するためのものです。木造住宅の基礎部分に一定間隔で30㎝くらいの横長方形の穴が空いていて、金属製の格子がはまっているのを見たことはありませんか? これが従来行われてきた床下の通風換気のための「床下換気口」と呼ばれるものです。でも昨今の住宅にはこの床下換気口が無いものが少なくありません。大切な建物外周部の基礎は強度面を考えれば穴など無いに越したことはありません。また大きな穴を開けると、格子をしていてもネズミや虫が進入したりと言うリスクもありますね。この基礎パッキンは高強度の素材で出来ていて、下の写真のようなアミアミ構造になっています。基礎と土台の間にこれを挟むことで、建物全体の外周部に隙間を作り、床下の風通しを良くすることが出来るのです。なのでこの基礎パッキンを使えば、床下換気口を作る必要はありません。今では当たり前のように使われる基礎パッキンですが、これを発明した人って凄いですよね。日本の住宅の工法を変えてしまったのですから。

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201406-01-05.jpgさて土台はと言うとなにやら四角い柱?在来工法と同じ柱かな? いいえ、これはフォーバイフォー(404=4inch×4inch)と呼ばれる部材で在来工法の部材とは異なります。よく見ると細い黒い線が2本長手方向に平行して入っているのがお解りですか?実はこのライン、接着剤なのです。部材にプリントされているとおり、『構造用の集成材』なんです。限りある森林資源。見えないところですから、強度が担保できれば、集成材で効率よく利用した方が良いですね。現代は接着材がとても進歩しているので、むしろ集成材の方が強度が出ると言う意見もあります。もちろん防蟻防腐処理が施されていますよ。

 

 

土台に銀色の金物?これはなぁに?

一通り土台の敷込みが終わるかなと言う頃になると、あれあれ、職人さんが木の部材に銀色の金物を並べて取付けていますよ。良く見ると木の部材は土台と同じ部材が並べてあるようです。おやおや、向こうの職人さんはもっと長い部材に同じ金物を・・・。

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201406-01-07.jpgこの土台のようなもの、金物を付け終わるとひっくり返して基礎の平らな部分に並べて行きます。そう、これが床を支える構造材になるのです。
神社仏閣などの古い建物の床下を見ると、規則正しく縦横に整列して石が置いてあり、その上に柱の様なものが建てられているのを見掛けますね。この石を束石=ツカイシ、柱の様なものを床束=ユカツカと言います。そして今、職人さんが取付けていた銀色の金物は、この束石と床束に相当するもの。1階の床組をしっかり支える部材だったのです。 

しかし考えてみるとちょっと変ですね。これでは在来工法の床組で使う大引=オオビキと呼ばれる部材と同じ使い方。ツーバイフォーの場合、1階の床組は、床根太になるツーバイ材をもっと細かい間隔で並べて床を構成するのではなかったかしら?

確かにそうですね。しかし工法はいつの時代も進化してゆきます。現在ではこのように床根太の代わりにおよそ90㎝間隔で大引を配置、その上に厚さ24mmという分厚い合板を張って床を構成する方法が多く採用されています。従来工法では合板の厚さは12mmが一般的でしたから、その厚さは2倍にもなりますね。この方法を採用するのはもちろんメリットがあるから。どんなメリットなのでしょう。そしてこの先現場はどのようになってゆくのでしょうか?

今日のレポートはここまで。次回もどうぞお楽しみに!

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