本部スタッフブログ

GLホームの本部スタッフが綴るブログ

2014年12月のブログ記事

2014年12月23日(火)エコウィル、エコジョーズ、エコキュート、エネファーム 何だか答えられますか?

201412-02-01.jpg

今年も残すところあと一週間ほどになりました。師走に入ると本当にあれよあれよという間にクリスマスがやってくる様な気がします。さて、このコーナーもいよいよ今年最後の記事です。今日の話題は最近よく見たり聞いたりすることの多いエコなエネルギーシステムのお話しです。エコウィル、エネファーム、エコジョーズ、エネファーム。どれも似たような名前ですが、何のことだかお解りになりますか?私もこうしてズラリと並べられるとちょっと自信が・・・(汗)。御家族で住まいについてお話する機会も多いお正月。是非エコなシステムの話題で株を上げて下さい。この四種類全てをスラスラと説明出来る方はそう多くないはずですよ!(笑)。

 

東日本大震災で変わった日本のエネルギー事情

201412-02-02.jpg

三年前の東北大震災に伴う原発事故で、日本のエネルギー事情は大きく変わりました。震災直後は電力の供給が追いつかず、『計画停電』などというのもありましたね。そして現在も国内のほとんどの原発は運転を停止したまま。電力供給はその多くを化石燃料による火力発電に頼っています。国は風力、太陽光などの自然エネルギーの利用を奨励し、国民も節電、省エネを励行。今では屋根に太陽光発電パネルを乗せた家は珍しくなくなりました。また、工場跡地や未利用地、耕作しなくなった農地などに、たくさんの太陽光発電パネルを設置したソーラー発電基地も各地で見かけます。海岸沿いなどでは風力発電の風車もちらほら見かけますね。一方エネルギー機器自体もより高度な省エネを目指して進化を続けてきました。CO2削減を目指して開発されてきた様々な技術が、震災を期に花開いた感があります。

 

201412-02-03.jpg

 

家庭で最もエネルギーを使うのは給湯

右の円グラフをご覧ください。2011年の資料ですが、家庭で消費されるエネルギー(電気、ガス、石油他全てのエネルギーの合算値)が何に使われているかを調査した結果です。猛暑の夏に『エアコンの使用が集中して電力需要がタイトになる!』などと言われる割に、冷房で使用するエネルギーは少ないですね。厨房は日々煮たり焼いたり・・・電気にしろガスにしろ頷ける数字です。一方ガンガンエネルギーを使いそうな暖房よりも、給湯の方がたくさんエネルギーを使っているのにはちょっと驚きました。現代ではお風呂に限らず蛇口をひねれば当たり前のようにお湯を使うことが出来ますが、そのお湯を作るためにこんなに多くのエネルギーが使われているとは・・・。これをコントロールすれば、家庭のエネルギー節約に大きく寄与出来ると言うことですね。『湯水の如く~』などと言わず、お湯も水も大切に使いたいものです。

 

 

エコウィル、エコジョーズ、エコキュート、エネファーム・・・

どれもも似たような名前でどれがどれだか解らなくなりそうなので、概要を一覧表にしてみました。

201412-02-04.jpg

エコウィルとエネファームは給湯だけでなく発電機能も持っています。
エコジョーズ以外は全て貯湯タンクを必要としますので、導入には設置スペースの検討が必要です。
エコキュートは動力源が電気ですが、他は全てガスを動力源としています。

エネルギー効率だけを見ると、ヒートポンプのエコキュートがズズバ抜けて優秀ですね。しかしCO2の排出が無いといっても、現在の日本では主に火力発電で電気を作っていますから、そこでCO2が出ていると言えば然り。もちろん太陽光発電で作った電気を使うなら、かなりクリーンということになりそうです。

お値段を見ると、まだまだエネファームは普及段階とは言いにくいようです。自動車も燃料電池車が普及するのにはもう少し時間が掛かりそうですから、恐らく自動車と平行して技術開発が進んでゆくのでしょう。

こうして一覧してみると、それぞれの仕組みやもうちょっと詳しいことが知りたくなりますね。コージェネレーションって何?とか、ヒートポンプって? ガスエンジンなんて聞いたこと無いけど・・・。 と言うわけでまた来年、それぞれの詳しい仕組みをご紹介してゆきたいと思います。

 

今年も一年当コーナーをご愛読いただきましてありがとうございました。また来年も暮らしや住まいに関するあれこれを取り上げて参りますので、変わらぬご愛顧の程宜しくお願いいたします。

皆様どうぞ佳い年をお迎え下さいませ。

Writec by S

2014年12月06日(土)在来工法とはここが違う!ツーバイフォーの作り方(7)

201412-01-01.jpg

12月に入り、急に冬がやってきたようですね。関東地方でも連日真冬の寒さ。日射しがあっても風がとても冷たいです。テレビの天気予報では、「東京地方の最低気温は4℃」とか言っていますが、私の住んでいる郊外では、夜も遅い時間になるとしっかり「0℃」です。この気温差に「田舎なんだなぁ~」と思い知らされます(笑)。今年も残すところあと三週間ほど。師走に入るとなんだか早いですね。風邪を引かないように気をつけて、ラストスパート頑張りましょう。

今日の話題はツーバイフォーの作り方7回目です。さて、現場はどうなってゆくのでしょう・・・。

 

 

1階と2階のつなぎ目に『側根太』という部材

201412-01-02.jpg

前回は1階の外壁パネルが組み上がり、内壁のフレームを組み上げて頭繋ぎで1階の壁上端のラインをきれいに揃えて固めるところまでご紹介しました。前回の記事はこちら。

側根太は『がわねだ』と読みます。1階の壁パネルと2階の壁パネルの間にある部材のことで・・・と言ってもなんだか良く解りませんね。では写真を見てみましょう。右の写真で、赤い矢印で示しているのが(側根太)です。青い矢印で示したラインが1階頭繋ぎのラインです。

右側の職人さんは、既に設置した側根太の上に立っていて、左側の職人さんと一緒に隣の側根太を設置しようとしているところです。青矢印のラインと、赤矢印のラインとかなり高さが違うのがおわかり頂けるでしょうか。側根太は1階壁の頭繋ぎの上に設置してゆきます。

 

なんでこんなところに繋ぎの部材?

以前、ツーバイフォー工法で家を建てるときは、1階のプラットフォーム(床組)を組んで、1階の壁を建て、2階のプラットフォームを組んで、2階の壁を建て・・・とご説明したかと思います。側根太はその2階のプラットフォームの高さ分の部材と言うことになります。

在来工法では、2階の梁(胴差)のラインを階高の基準としていて、1階の柱は2階の梁まで到達しています。そして1階の天井は、2階の梁から吊り木という部材を下げて、そこに取り付けられています。また2階の床は梁の上に組むと言うよりも、梁を少し欠き込んで落とし込んでゆく方が一般的です。あくまでも1階から2階の梁までが一つの構造的な空間という考え方になります。

201412-01-03.jpg

一方ツーバイフォー工法では、1階の壁パネルは頭繋ぎで完結します。基本的にはパネルの上端が天井の位置になります。そして頭繋ぎの上に2階の床根太を組んで合板を貼り、2階のプラットフォームを組み上げてゆきます。側根太とは、2階の床根太の側面となる部材=側の根太というわけです。1階の壁が出来たらその上に『2階の床組という平べったい箱を置く』と考えていただくと解りやすいかもしれません。あくまでも1階床組の上に1階の壁、その上に2階の床組、その上に2階の壁と、個々に積み上げてゆく考え方なのです。この点も在来工法とは大きく異なる部分と言えます。上の写真は左側が頭繋ぎの状態、右は側根太を取り付けが状態で、ほぼ同じ位置を撮影しています。頭繋ぎの上、更に20~30センチほど高くなっているのがおわかり頂けるかと思います。

 

側根太に付いている変な金物は何?

201412-01-04.jpg

左の写真は職人さんが1階外壁の頭繋ぎの上に側根太を設置しているところですが、既に設置してある側根太にも、取り付けようとしている側根太にも、等間隔に何か金物が付いていますね。

これは根太受け金物といって、2階の根太を支えるためのパーツです。この金物の中に2階の根太がすっぽり納まります。在来工法のように部材を欠いたりせず、釘と金物でしっかり留め付けるのがツーバイフォー流と言ったところでしょうか。

もちろん根太を金物に納めたら、金物の上から釘で打ち、金物と根太が一体化するようにしっかり留め付けます。金物のサイズも、強度も、釘の本数や寸法まできちんと決められていますから安心です。

 

 

床根太って不思議な形・・・

さて次はいよいよ床根太の設置です。写真のように職人さんが一本ずつ根太受け金物の中に設置してゆきます。しかしこの床根太、スタッドや側根太に使われていた白っぽい木材とはことなり、なんだか妙な形、色をしていますね。

201412-01-05.jpg

原始的なツーバイフォー工法では、もちろん2×10とか2×12の木材が使われていました。しかし森林資源の保護が重要な世界の課題となり、技術や工法、材料がどんどん進化してゆく中で、昨今はこんな床根太も珍しくなくなりました。

201412-01-06.jpg

断面が I 型をしているのがお解り頂けるでしょうか。これはTJI(テイージェーアイ)=トラストジョイストアイビーム、I 型ジョイストと呼ばれる構造部材です。鉄骨でこの形はよく見掛けますよね。鉄骨の場合はH型鋼と呼ばれますが、ツーバイフォーで用いられるこの部材はフランジ部分の巾がそんなに大きくないので、I 型と呼ばれています。

 

TJ I について少しご説明しましょう。

 I 字型の縦長の部分をウェブと言います。そして横方向の短い部分をフランジと言います。写真で色が濃く模様があるように見えている部分がウェブ。これはOSB合板で作られています。

OSB合板とは、オリエンテッドストランドボードの略で、日本語訳では配向性ストランドボードと言います。長い木片(ストランド)を向きをバラバラにして板状に重ね、熱硬化製接着剤と共に高温圧縮成型した木質ボードで、木の繊維方向が交差するため強度がある構造用ボードです。昨今はそのテクスチャーから仕上げ材として使われることもあり、皆さんも目にされたことがあるかと思います。そんなOSB合板がウェブ部分に使われています。

一方、 I 型の横方向の部分=フランジには、LVL(単板積層材)が使われています。LVLはその名の通り、薄い単板を接着材で高温圧縮した積層材で、こちらも無垢の材料に比べ強度があります。

OSBをウェブに、LVLをフランジに、この異なる材料を組み合わせて複合部材とすることでそれぞれの長所が生かされ、同じ寸法の無垢材よりも高い強度と精度が生まれます。またこうした加工材を使うことは森林資源の保護にもつながることから、最近普及が進んできています。

一見すると薄くて頼りないように見えますが、木質だけでなく、接着剤のチカラも加わって、その実力はなかなかのもの。フランジの巾が広くなれば更に強度が増して大きなスパンも飛ばすことが可能になり、無垢材一辺倒だった時代に比べると、空間構成の自由度は随分高くなってきています。

201412-01-07.jpg

さて、TJIのお勉強をしている間に、現場の方は2階床根太の設置が終わったようですね(左の写真)。そして右の写真は1階床から見上げたところです。青天井がイイ感じですね(笑)。

次回は2階床の合板貼りからご紹介して参ります。お楽しみに!

Writed by S

GLホームへのお問い合わせ

住所
〒136-0071
東京都江東区亀戸1丁目5番7号 錦糸町プライムタワー
TEL
0120-7109-24(なっとくツーバイフォー)(フリーダイヤル)