2014年07月27日(日)在来工法とはここが違う!ツーバイフォーの作り方(3)
今年の関東地方はほぼ平年並みの梅雨明けを迎えました。すると今度はいきなり35℃前後の猛暑到来!この時期の暑さはカラッとした暑さではなく、湿度も気温も高い暑さなので身体に堪えます。そんな中、北海道の友人からは「お天気が悪くて寒いです」とのメール。近年は北海道でも30℃を超えることがちょこちょこあると聞きますが、やはり関東以西の猛暑とは違うのでしょうね。昔から月遅れのお盆の頃までが一番暑いと言われます。体調を崩さないように 暑さ対策をしっかりして、元気に夏を楽しみましょう。
さて、今日の話題は『ツーバイフォーの作り方』シリーズ。前回からちょっと間が空いてしまいましたが、床組の続きからのご紹介です。
コンクリートの基礎に木材の土台を敷いて、次は床組みの準備?
前回はコンクリートの基礎が出来上がり、そこに土台という木の部材を取付けて、大引(おおびき)を設置するところまでご紹介しました(前回の記事はこちら)。今日はその先ですね。さぁ、この束石(つかいし)と床束(ゆかつか)に相当するパーツ。四角い金属板に金属の棒がくっついたような格好をしていますが、ただ基礎底板面に置くだけでは『ズレちゃわないの?』と不安になりますね。ご安心下さい、ちゃんとコンクリート釘で基礎底板に留め付け、更に金属板の周囲を接着剤で固定します。このパーツ、図面から数えてみたら、展示場全体で118個もありました。一つのパーツに釘穴は4個。全部で500本近い釘を打つことになります。家づくりとは、こうした細かい作業を一つ一つ人の手で積み上げてゆくことなんだと改めて思います。
こうして基礎と上部の木の家がしっかり一体化するように、床の下でガッチリジョイントされているのです。
部材と部材のジョイント部は金物でしっかり留め付けます
下の左側の写真を見てください。職人さんが何か山形をした金属製のパーツを配って歩いているようですね。これは大引と土台がズレないように固定するためのL型金物。これから一つ一つ取付けてゆくのです。現場ではよくこうして設置場所にパーツを配っておいて、順次取付けてゆくといったやり方をします。この写真では配っている人と取付けている人は同じのようですね。ワンブロックごとに作業を進めているのかも知れません。
床組の前にまだまだ仕事があります
あれあれ ?職人さんがツーバイフォー材とおぼしき材木を持ってきました(写真左)。どうやら土台の脇に取付けるようですね(写真中)。取付けると一番右端の写真のような納まりになります。これは『添え木』と呼ばれる部材で、土台や大引の上に敷く1階床合板を支える補助的な部材で、土台の脇に土台と同じ高さで取付けてゆきます。
これはこのあと取付ける床断熱材の受け金物です。間隔を計りながら、決められた数を一つ一つ釘で留め付けてゆきます。床断熱材はこの広い床面全部に施工されますから、このピッチで金物を取付けてゆくとなると気の遠くなるような数ですね。この職人さんはさっき添え木を取付けていた方、大引のL型金物を取付けていた方とは別のようですね。こうして現場では何人かの職人さんが、それぞれ別の仕事をしていたりします。
そうこうするうちに、こちらでは基礎底板の上に断熱材?
あれあれ?断熱材は大引の間に施工するはずでは?と思ったら、このブロックはユニットバスが来るところでした。昔は浴室だけをコンクリートで囲んで別区画にしていましたが、現在の高性能ユニットバスなら必ずしもその必要はありません。この現場でも浴室に隣接する洗面脱衣室、トイレ、廊下の一部を一つのブロックとして基礎を作っています。ですからこのブロック全体の基礎の内側(立ち上がり部分も含め)を断熱材で囲む感じです。(右の写真でピンクに着色したところがユニットバスを設置するところ)
これでようやく床合板を張る準備が出来ました
土台を取付けて、大引を組めば直ぐに床合板を張れる?なんてお思いでしたか? しかし実際には床合板を張るまでに、こんなにたくさんの工程があるのです。このあと床断熱材を設置して、ようやく床合板の敷込みとなります。次回はその辺りからまたご紹介して参りましょうね。
お楽しみに~!
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