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2016年06月05日(日)地震に備えるインテリア(2)

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    6月を迎え、いよいよ雨の季節。関東地方も今日梅雨入りの発表がありました。既に紫陽花が咲き、庭先の梅の木にも可愛い梅の実がなっていますので、個人的には『ようやく梅雨入りかぁ』の感があります。しかしデータ上は平年よりもちょっぴり早めの入梅とか。近年夏への歩みが早くなり、冬の訪れが遅くなっているように感じます温暖化の影響なのでしょうか・・・。

    地震被害に見舞われた九州地方の皆様には、建物の修復も思うに任せられない状況での入梅となりますね。どうぞくれぐれもお気を付けてお過ごしください。一日も早い復旧と更なる災害の起きないことをお祈り申し上げます。

    さて、今日の話題は『地震に備えるインテリア』の続編。脱出経路の確保の観点からインテリアを見てゆきます。

 

家具の固定が推奨されるもう一つの理由

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    地震被害への防災対策として家具の固定が推奨されていますね。その理由はもちろん家具が倒れて来ることによって怪我をしたり、下敷きになって命の危険にさらされるといったリスクを軽減するためです。しかし理由はそれだけではありません。家具の移動や転倒は、避難のための脱出を著しく阻害することもあるのです。

    『いやぁ、もう家具とか倒れて家の中がぐちゃぐちゃで、外に出ようと思っても玄関にたどり着けなかったです。』これは東北大震災を経験された方のお話です。結局この方はリビングの掃き出し窓から脱出されたそうです。それも窓は開かなくなっていて、仕方なくガラスを割って脱出したとおっしゃっていました。大きな地震に見舞われた住宅の内部では、家具以外にも家電製品や本、装飾品など、あらゆる物が散乱して足の踏み場もないような状態になります。特に津波被害の可能性がある地域では、脱出までに掛かる時間が生死を分ける場合もありますから、脱出経路の確保は家庭防災上の重要なポイントの一つと言えますね。

 

『対策したから安心』と油断しないで!

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    突っ張り棒タイプ、金具とネジで天井や壁に固定するタイプ、振動吸収タイプ、前面挟みこみタイプなど、家具の転倒防止(固定)方法にはいくつか選択肢があります。しかしこれ等も『対策したから絶対大丈夫!』とは言い切れません。阪神大震災を経験した友人は『八畳間の壁に飾ってあった額が飛んで向かい側にある床柱に深い傷をつけた!』と言っていました。八畳間と言えばおよそ3.6m四方の空間。額は少なくとも3.5m近くの距離を移動したことになります。彼女は『額が飛んだ!』と言っていましたが、瞬間的にはそれだけ大きな力が加わったということなのでしょう。自然の力は時として想像を超える現象を引き起こしたり、様々な要因によって瞬間的に巨大な力が発生することがあります。家具の固定は絶対的な安全ではなく、あくまでもリスクの低減措置であることを肝に銘じておきましょう。家族の笑顔を守るためにも、対策を講じたことによる安心が慢心にならないよう注意したいものです。

 

脱出経路の確保を考えた家具の配置を

    下のイラストをご覧ください。左側のレイアウトの場合、流し台横にある冷蔵庫が移動したり、ドアの右側にある食器棚が倒れてしまったりすると、出入り口のドアを開けることができなくなってしまいますね。
右側のイラストのレイアウトでは、冷蔵庫は流し台に阻まれてドアの方へ移動する可能性は低いです。また万が一食器棚が倒れても、ドアの開き代は確保されますから脱出は可能です。

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    同様に廊下にコンソールテーブルや腰高さの棚などを置いていた場合、これが倒れると廊下側に開くドアの開き代を塞いでしまうことがあります。一般に居室のドアは室内側に開くものが多いですが、トイレのドア、和室のドア(戸襖)などは廊下側に開くものが多いです。

この視点は案外気付いていらっしゃらない方が多いですね。家具のレイアウトを考える時、その家具が倒れてきた時のことまで考慮する方の方が少ないでしょう。しかし地震の活動期に入ったとも言われている昨今。いつどこで何が起きるか解りません。これまでとは違った安全への配慮も考えておきたいところです。

 

こんなレイアウトはハイリスク!

    もし倒れて来たら・・・。もし引き出しが飛び出して来たら・・・。もし中身が飛び出して来たら・・・。そんな『万が一』考えると、避けたいレイアウトは自ずから見えてきますね。

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    家具が倒れたり中身が飛び出したりしても、人に直接当たらず、脱出経路を塞がないこと。家具のレイアウトを検討する際は、この視点も是非加味してプランニングしてくださいね。

 

セーフティースペースを作っておく

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    在宅時に緊急地震速報が発表されたら、貴方はどこに身を寄せますか? 可能であればインテリアの計画をする際、家具を置かない部屋を一つ決め、そこをセーフティースペースにしておくと安心です。照明器具も天井付けタイプにしておけば、とりあえず落下物や倒れてくるものはありませんから、建物が持ちこたえてくれれば、怪我をするリスクは低いでしょう。緊急地震速報が発表されたら、そのセーフティースペースに身を寄せ、身体を低くして揺れに備えます。このセーフティ―スペースは寝室を充てられれば理想的です。なぜならば、就寝時には緊急地震速報に気づけない可能性もあり、最も無防備な状態になるからです。私自身は寝室(和室)をセーフティ―スペースにしています。家具は置いていませんので、取り合えずは眠り呆けていても大丈夫かと・・・。

    一部屋確保が難しい場合、お風呂場、洗面室などがセーフティースペースになります。マンションの場合はエレベーターホールなども安全です。緊急地震速報が発表されると、気持ちでは『来るぞ!』と構えることができますが、実際にはどうして良いか解らずオロオロウロウロしてしまいますね。でも『緊急地震速報が発表されたらどこに行ってどうするか』を決めておくと、案外落ち着いて行動できるものです。私は和室にスリッパを持って逃げ込み、押入れの前に座って揺れが収まるのを待ちます。

 

日常生活の中で備えることが大切

    近年本当に大きな地震が頻発していますね。東北大震災以降、大きな地震が起きやすい環境になったという専門家もあります。地勢的にも日本列島全体がプレートの押し合いでできた皺みたいなものです。どこに居ても、いつ大きな地震に遭遇しても不思議ではないと言えます。『明日は我が身!』ではありますが、来るか来ないか解らない地震のために日常生活を曲げて防災対策をするのはナンセンス。日々の暮らしの中で無理なくできることを一つ一つ積み上げてゆきましょう。食料品のストックは少し多めに。マンションなら地震が起きなくても停電すれば即断水ですから、お水のストックは置いておきたいですね。今一度家の中を見回して、気づいたところから対策をしてゆきましょう。

東京消防庁の『家具類の転倒・落下・異動防止対策ハンドブック』はこちらで閲覧することができます。

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