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2016年10月03日(月)暮らしをランクアップする香りの使いこなし術(1)嗅覚の仕組みを知る

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   10月になりました。関東地方では先月初旬からぐずついたお天気が続き、連日の蒸し暑くどんよりした曇り空に少々うんざり。今年は秋雨前線が日本列島にへばりついているようですね。10月になってもなかなか『天高く馬肥ゆる秋』といった気持ちの良い青空が見られません。

   天候不順のせいか今年は例年より十日ほど早く金木犀が開花。毎年この花の匂いが漂ってくると『秋だなぁ』と思います。香りは私たちに様々な記憶を呼び起こさせたり、気分をリフレッシュさせてくれたり、時には気分を悪くさせたり・・・。目には見えませんが案外大きな影響を及ぼしますね。そんな『香り』について今回からシリーズでお届けします。

 

香りは様々な記憶や感情を呼び覚ます?

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   人込みで見知らぬ人とすれ違った時、あるいは空のエレベーターに乗り込んだ時に、ふわりと鼻をくすぐる香り。『?この香り!?』と思ったことはありませんか?『昔の彼(彼女)と同じ香り・・・。』だったりして。頭の中で記憶の走馬灯がグルグル回り出したりしますね。

   一方近年テレビなどでも話題になった『アロマで認知症予防』などという話もあります。このように香りは人の記憶や感情に結びつきやすいことが知られていますが、これは人が香りを感知する仕組みと関係があるようです。
五感といわれる視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚の中で、実は嗅覚だけが他の四つの感覚とは違ったルートで認識される仕組みになっているのです。

 

人間が香りを感じる仕組みは?

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   人が『香り』として感じているのは、実は化学物質による嗅覚への刺激。これをを脳が香りとして感じたものを私たちは認識しているのです。(そう言っては身も蓋もロマンもない感じですが・・・)

   鼻に入った香り成分は粘液で溶解します。これを鼻にある嗅細胞から鼻腔粘膜に出ている嗅小毛がキャッチ。その情報を嗅細胞に伝えます。すると嗅細胞は受け取った情報を電気信号に変換して嗅球に伝達、嗅球~嗅神経~脳へと情報が伝えられてゆきます。この時、視覚、聴覚など他の感覚は一旦大脳皮質へと伝えられるのに対し、嗅覚だけは直接大脳辺縁系へと伝えられます。これが嗅覚と他の感覚との一番大きな違いです。

   視覚、聴覚などの情報が伝えられる大脳皮質は、『知性の座』とも呼ばれ、精神活動、運動性言語(発話)、聴覚(聴覚性理解)、体性感覚、視覚などに関する役割を持っています。一方大脳辺縁系には記憶を司る海馬や情動を司る扁桃体などがあり、『本能の座』あるいは『古い脳』とも呼ばれています。嗅覚は情報が大脳皮質を経ずに直接大脳辺縁系に伝えられるため、記憶や情動に結びつきやすいと考えられているわけです。(Image by Patrick J. Lynch; CC-BY, from Wikimedia Commons 2006/12/23)

 

嗅覚疲労ってご存知ですか?

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   これは『同じ香りを嗅ぎ続けていると、短時間で嗅覚が鈍る!』ということです。皆様もご経験がおありかと思います。帰宅して玄関のドアを開けると煮物の良い匂い!思わずお腹がグーっと鳴ってしまいますね。そんな美味しそうなお料理の匂いも手を洗い、部屋に戻って着替える頃には忘れてしまいます。そしてダイニングに行った時に再び『良い匂い~!』と思うわけです。これが嗅覚疲労。いくらお腹が空いていても、家中にお料理の良い匂いが充満していると、数分でその匂いに対する感度が著しく落ちてしまうのです。それでもダイニングに行って直接お料理を目の前にすると、これは香りの濃度がそれまでよりもかなり高くなりますから、ここでは再び『いい匂い~!』と感じることができるのです。

   嗅覚疲労に関しては、他の香りに対しての嗅覚は鈍らないと言われています。確かにお料理の美味しい匂いに鼻がマヒしていても、家族の誰かがオナラをしたらすぐに『臭~い!誰かオナラしたでしょう!』 ってなりますよね(笑)。

 

嗅覚は大切な情報収集器官

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   五感は私たちが周囲の状況や物について調べ、確認し、安全を図って暮らす為に発達してきたのでしょう。中でも嗅覚は空気中に浮遊している化学物質をキャッチして知覚しますから、直接発生源に近づかなくても感知することができます。焦げ臭い匂い、雨の匂いなどは身に危険が迫ることを知る情報となりますし、食べ物なら、口に入れなくても匂いを嗅ぐだけで、食べられそうか腐敗しているか確かめることができます。嗅覚が人間の数百倍もあるという犬たちは、更に多くのことを嗅覚に頼って判断していますね。このように嗅覚は大切な情報収集器官なのですが、前述のように記憶や情動に結びつきやすいという特性から、心や身体にも様々な影響を与えていることが最近解ってきました。特に記憶を呼び起こすキーワード的な役割、気持ちを落ち着けたり、リフレッシュさせる働きなどは、研究成果が発表され実用化され始めています。『朝は柑橘系、夜はラベンダー』の認知症予防アロマもそんな中から生まれたものです。

 

香りのあふれる時代だからこそ上手に香りを生かしたい

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   昨今はシャンプーに始まり洗濯用洗剤、柔軟仕上げ剤、ルームコロン、食器用洗剤に至るまで、様々な製品が香りに溢れていますね。集合住宅では、『洗濯物の匂いが迷惑!』と近隣トラブルに発展するケースもあるようです。香りの好みが同じならトラブルにはならないでしょうにと思うのですが・・・香りは個人個人好き嫌いがありますから難しいですね。

   香りは上手に使えば暮らしの演出効果は抜群。さらに心と身体への癒し効果も期待できますが、使い方を誤ると逆に気分が悪くなってしまうこともあります。正しい使い方を知って賢く使いこなしてゆきたいですね。今日はその基本となる私たちの嗅覚についてご紹介して参りました。次回は香りのアイテムについてご紹介予定です。お楽しみに!

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