女優でタレントの田中律子さんの
『山』を遊びつくす vol.2

こだわりと機能が満載の「山の家」、ついに完成&引渡し!

「THE HANGOUT COTTAGE」は、女優やタレントとして活躍する「田中律子」さんが、曽祖父の山の土地を相続したのがキッカケで、山遊びの拠点として“山の家”を建てることに。
そこで、沖縄の自邸のデザインも担当した、ライフスタイルデザイナーの岩切剣一郎 (ケンロック)氏に相談し、現地の環境を確認した上で提案を依頼。そこでGLホームと岩切氏がタッグを組み作り上げたのが「THE HANGOUT COTTAGE」。
先日ついに引渡しになったので、当コラムでもその様子をお届けする。

4月の某日、山間の朝はまだ肌寒さが少し残りつつといった気候だが、 遂にその日を迎えた。
聞けば、このプロジェクトをスタートしてから今日の引き渡しまで なんと1年半を要したようだ。
前のコラムでも紹介したデザイン担当の岩切氏は、 機能性もそこなわず「気持ちよく過ごせる」デザインにも定評があるのだが、 そこに田中律子さんのこだわりを掛け合わせて、理想の“山の家”が完成したのだ。

施工を担当したGLホームの方々と田中律子さんが到着すると、 まずは玄関の鍵を渡され、ついに家の中に入る。
玄関を入りリビングに向かうドアには、早速律子さんのこだわりのポイントが。
「通常の設定にはないけれど、ここのドアはあえて古材を組み合わせてデザインしてもらいました」とのこと。
後ほど紹介するが、汚れが目立たないようにとベージュにした室内の塗り壁の色や質感と見事にマッチしている。この辺りは流石のバランスだ。

遂に完成し、鍵の引渡しが行われた。この瞬間を待っていました、という笑顔

センス抜群のリビングのドアは、律子さんの好きな柄をあえて古材を組み合わせて作ったオリジナルだ

デザインコンセプトは「デザートリゾートスタイル」 リビングには「サークルソファ」が鎮座!

さて、ここからは「THE HANGOUT COTTAGE」のコンセプトと、 そのコンセプトを具現化した実際の家を見ていこう。
まずその気になるデザインだが、デザイナーの岩切氏いわく、今回は山の中に建てる家という事と律子さんの好きなアメリカンなテイストを掛け合わせ、「デザートリゾートスタイル」をコンセプトにしているそうだ。
この「デザートリゾートスタイル」のイメージは、アメリカ・ニューメキシコ州の“サンタフェ”。
このサンタフェ、実はアメリカ合衆国に現存する都市としては2番目に古く、 歴史的な街並みや古い建造物を残しており、「アメリカの宝石」と呼ばれるような場所なのだ。もちろん街の裏には山もあり、そういった意味で今回の山の家とリンクするのだ。
律子さんの好みでもあるアメリカンなテイスト、そして歴史ある建物のような佇まいが見事に融合し、尚且つ現代の技術力で「気持ちよく過ごせる」が重なり合った、まさに理想的な家がこの「THE HANGOUT COTTAGE」なのだ。

家の中に入ると、 自然素材や天然色を活かし上質さも融合させた、まさに「DESERT RESORT」な空間が。
家の中で一番象徴的なのはリビングルームの「サークルソファ」だ。
この空間は、「家主と大切な人が共に集い、語り合い、豊かな人生を送って欲しい」という想いから、多くの人が寛げるような空間に仕上げたそうだ。
ダイニング側から2段下がっており、上を見上げると吹き抜けの空間が広がり、 「本当に気持ちいい」の一言だ。

使い込まれた古材のような佇まいのウッドテイストの玄関ドア。ただし機能は最新のもので、キーレスでの解錠を可能にする。毎日使う場所なので機能性にもこだわったポイント

リビングのドアを開けると、ご覧の空間が迎えてくれる。住宅のデザインというよりは、リゾートのデザインを住宅に落とし込んだ、と言ってもいい位だろう。

2段下がった位置にあるサークルソファ。この段差も計算されており、目線が変わることで空間にメリハリが生まれる。

2Fへ上がる階段から見たサークルソファ。床材もテラコッタタイルに切り替え、家の中のデザインアクセントとしても機能している。

サークルソファの丸みと、同じく丸みをもたせた「センターアーチ」がリゾート感をさらに押し上げてくれる

大切な仲間を呼んでも楽しめる、“集える”空間が随所に

続いて見ていくのは、リビングから2Fへ上がる階段周りと、ダイニングキッチンだ。
まず階段下にもアール天井のニッチ(ちょっとした奥行きのある隙間空間のこと)を配置。
空間全体にアーチが配置されておりデザインの統一感に。
塗り壁の色を切り替えることで、階段という機能と、見せるというデザイン要素が折り重なっている。

そしてキッチン周りはもちろんLIXILの最新型のキッチンが備え付けられているが、 その前にはこちらも古材を使用したオリジナルのカウンターを設置。
仲間を呼んでこのカウンターでお酒を酌み交わすのも楽しそうだ。
そしてダイニングからも「THE HANGOUT COTTAGE」の特徴である外空間「ハングアウトポーチ」へのアクセスを容易にする大開口の窓が取り付けられている。
窓が大きくなればなるほど窓から熱が逃げる、というジレンマが付きまとうが、 この窓はなんとガラスが3重になっていて熱が逃げにくい、ということから、冬の寒さが厳しい山の家でも採用された逸品なのだ。

当初2Fロフトへの動線はハシゴを予定していたが、予定より大きくなった2Fの使いやすさ等を考慮し、階段を設けることに

古材を使ったオリジナルのキッチンカウンターとキッチン周り

キッチンからも大きな窓越しにハングアウトポーチが見える

ダイニングとリビングを分けるセンターアーチが特徴的だ

家の中と外を繋ぐこの大開口が、本当に気持ち良い

まだまだ「THE HANGOUT COTTAGE」の魅力はあるのだが その続きは次回のコラム“田中律子さんの『山』を遊びつくす vol.3“にてご紹介予定! また「THE HANGOUT COTTAGE」にご興味のある方はまずはお近くの取扱店に行ってブランドBOOKを貰ったり、住宅のスペシャリストから話を聞くのもおすすめ!

PROFILE

田中律子 /女優、タレント

RITUKO TANAKA

女優やタレントとして数々のドラマ、バラエティで活躍。サップヨガやキャンプなどアクティブな趣味も多く、ヨガインストラクターの資格も所有。現在は沖縄の住居、通称“海の家” を活動の拠点にしている。