

女優でタレントの田中律子さんの
『山の家』を遊びつくす vol.3
「THE HANGOUT COTTAGE」は、女優やタレントとして活躍する「田中律子」さんが、曽祖父の山の土地を相続したのがキッカケで、山遊びの拠点として“山の家”を建てる事に。 そこで、すでに沖縄の自邸のデザインも担当した、ライフスタイルデザイナーの岩切剣一郎 (ケンロック)氏に相談し、現地の環境を確認した上で最適解を提案。そこでGLホームと岩切氏がタッグを組み作り上げたのが「THE HANGOUT COTTAGE」。
今回のコラムでは、『“遊ぶこと”の豊かさを知っているそんな大人が集まる家』がコンセプトの「THE HANGOUT COTTAGE」での暮らしぶりと、その家の細部の作り込みを見ていこう!

引越し祝いに駆けつけた仲間たち。律子さんの引越し祝いに手作りの壁掛け時計をプレゼント。
人生に豊かな時間を増やしてくれる、
仲間と集う家
キャンプ、山登り、スノーボード、サーフィン、ゴルフ、バイク、クルマなど様々な趣味を持ち日々楽しんでいる大人たち。
休日にはその仲間たちと集まりBBQなどをするのが最高に幸せな時間になる…そんな時にも理想的な家と空間を実現させたいという想いがつまった住宅が、「THE HANGOUT COTTAGE」。
この日は田中律子さんが引き渡しを受けてから数ヶ月がたち、家電や家具なども揃ってきたタイミングで、この家を一緒に作り上げてきた仲間と言ってもいいGLホームの方々も一緒に、引越し祝いのBBQパーティを開催!
集まったのは、家主はもちろん、その他にもこの家づくりに携わった仲間たちも駆けつけ、お披露目の会となった。

広々としたハングアウトポーチでBBQ! 自宅にいながらグランピングBBQのような気持ちの良い空間が「THE HANGOUT COTTAGE」の魅力だ。

この日は「THE HANGOUT COTTAGE」を設計したケンロックの岩切氏をはじめ建物の施工を担当したGLホーム前橋店の方々もBBQに参加!家づくりを任せられる頼もしい仲間だ
細部まで作り込まれた
「気持ちいい空間」の設計
「THE HANGOUT COTTAGE」を設計したのは住宅業界に「カリフォルニアスタイル」を提案しブームを作った「ケンロック」の岩切氏。カリフォルニアでの休日は、家族や仲間を呼んで自宅の軒先でBBQをして過ごすなどのライフスタイルがある。
それらのスタイルを自身でも実践し、多彩な趣味をもち、そして住宅のプロである岩切氏は、どのような想いでこの「THE HANGOUT COTTAGE」を設計したのか、建物の細部を見ながらその魅力に迫ってみよう!

玄関ドアの手前側にもタイル張りの階段が。家に入る前から特別感を演出してくれている

リビング・ダイニングから直接アクセスできる“ハングアウトポーチ”。その広さにこだわりがあり、本当に使いやすい広さと使い勝手を考慮した設計なのもポイントだ

ハングアウトポーチにある“ニッチ”。デザインアクセントはもちろん、ベンチになったり飾り付けをしたりと様々な使い方ができる

室内は玄関周りから。アーチ状のエントランスが“デザートリゾート”スタイルを演出してくれる

エントランスにもアーチ状の“ニッチ”が。何を飾るか、センスの見せ所だ

リビングにあるランプと飾り棚。このような細かなデザインの一つ一つの積み重ねが詰まった室内も魅力的

リビングから天井を見上げると、デザイン的にポイントにもなる大きな梁と、手すりやライトステーの細さに合わせた細めのシーリングファンがあり、異なる素材ながら統一感が生まれている。

律子さんがアイアン職人の友人と仕上げたオリジナルの手すり

手すりの上側には月が、下側には太陽のモチーフが。陰と陽、それは律子さんも実践するヨガから来ているモチーフ

こちらも律子さんオリジナルの弓矢をモチーフにした階段の手すり

そして2Fに設置された安全策は、海の潮の満ち引きであるタイドグラフをモチーフに。SUPをする律子さんならではだ

和室はなんとブラック調の色味で統一。律子さんは、岩切氏からこの和室を提案されたときにおもわず「え!?」と思ったそうだが、完成してみると、階段の手すりやシーリングファンの色味とマッチしており、空間にもメリハリが出て気に入っている空間だという

寝室からダイニング側に向かって設置されているFROSTED GLASS。ガラスが波打っていて反対側がハッキリ見えにくくプライバシーが保たれつつ、室内に自然光が取り入れられる。細かい部分こそ住宅のプロフェッショナルのアイディアを取り入れて快適でおしゃれな空間が出来上がるのだ

塗り壁のカラーはアースカラーで統一しつつ場所により様々な色味を使用している。手間のかかる作業ではあるが、細部までこだわった設計と施工がなせる技だ
「ハングアウトポーチ」で
自宅にいながら大自然を感じられる
家の顔ともいうべき建物の外に目を向けると、瓦造りの三角屋根が象徴的な「ハングアウトルーフ」が迎えてくれる。この屋根だけでも気分を盛り上げてくれるが、目を落として軒下にある「ハングアウトポーチ」にも注目。
ここは家の中と外をつなぐ、いわばアウトドアリビングのような空間なのだが、注目すべきはその広さだ。
デザイナーの岩切氏いわく、「ここの広さは、ちょっとしたテーブルを置いてもお互いが正面を向いて座れるほどの大きさがないと、結局使いづらくなっちゃうんですよね」との事で、椅子やテーブルを置いてもお互いの顔を見ながら楽しめる空間設計にしているとの事だ。リビングからもダイニングからも大開口サッシからアクセス可能なので、外の自然を思う存分堪能できる。リビングのテラコッタタイルとデザインを合わせており、室内からの一体感も抜群だ。

瓦屋根が特徴的な「ハングアウトルーフ」

一見、広すぎるのでは?という位がちょうど良い「ハングアウトポーチ」

律子さんが持っていたヴィンテージのランプを取り付けたが、「THE HANGOUT COTTAGE」に見事にマッチしている

屋根が大きいので、「ハングアウトポーチ」もこの大空間が実現するのだ

夕暮れ時は、また違った表情を見せてくれる「ハングアウトポーチ」

照明で浮かび上がる「THE HANGOUT COTTAGE」もまた素敵だ

PROFILE
RITUKO TANAKA
女優やタレントとして数々のドラマ、バラエティで活躍。サップヨガやキャンプなどアクティブな趣味も多く、ヨガインストラクターの資格も所有。現在は沖縄の住居、通称“海の家” を活動の拠点にしている。